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困った事態

翻訳支援ツールの案件で一番困る事態、それは、100%一致の過去訳に間違いが多い場合です。本来なら、100%一致箇所は翻訳する必要はなく、とりあえず読んで確認はしますが、ENTERを押してそのまま入力すればよいのです。そのため、翻訳レートも手間賃程度の5%の課金率となります。

その100%一致の訳文に間違いが多い時、もうどうしたらいいの?状態に陥ります。翻訳不必要箇所なので勝手に変更・修正できないのですが、かといって明らかにおかしな箇所を見て見ぬふりすることもできません。そういった誤りが数か所ならコメントに記載して対応するだけでよいのでしょうが、それが文書のかなりの部分(3割とか、4割)を占めている場合、修正した方がよいと思われます。

もちろん、クライアントや翻訳会社が「間違っていても修正しないでください」と強く主張されるのであれば私にはどうにもできません。けれど、誤訳箇所を放置したまま提出すると文書使用者にもひいてはクライアントにも不利益でしょうし、私個人の評価も下がります。使用者にとっては、100%一致を使用したかどうかなど関係ないわけですから。

こういった場合、仕方がないので正直にコーディネータさんに報告し、指示を仰ぎます。だいたいの場合、修正してください、という指示が下ります。その場合は、修正部分は5%課金率から外してもらいます。でないと、レートx5%で新規翻訳はできませんよね、それが量が多い場合は特に。

リファレンスにデータを組み込む場合は、せめてネイティブチェックくらいはかけてほしいなあ、と思います。
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コメント

No title

100%一致だとレート×5%なんですか! これは間違われているとキツイですね。

以前の仕事で、元はトラドスとおぼしきものをエクセルファイルにしたものをもらって、「ここのパーセントが100となっているものは100%一致の訳文があるはずですので、その訳文をコピペしてください」という指示を受けたことがありました。30%でも一部一致があるので、確認してから訳してください、という指示で、なんだかややこしかったです。

実際トラドスでも100%マッチじゃないものもあるんですよね?なんだか仕組みがわからないので難しそうです。

Katy/ちびずマムさん


100%のコピペでレートx100%なら得した~ですが、どうだったんですか?
でもコピペでも短文だと訳すより手間だったりしますよね。

翻訳支援ツールの場合、100%一致だとワンクリックで済むのでx5%なんでしょうけど、いくら100%一致でも一応確認はしますしね。その訳に問題がある場合、修正しないまでもコメントなんかしてたら、正直x10%じゃ引き合わないです。

ちなみに、一致率はどこまで表示するか設定できるみたいです。100%一致しか表示しないように設定できますし、たとえば30%一致でも、単語のみ一致でも表示するように設定できます。さすがに30%一致くらいになると共通点はあっても別の文章だと判定されるので、ほぼ100%の割で翻訳料はもらえます。

結局、翻訳支援ツールは自分で購入して自分のためだけにこっそり使用したら効率が上がって得ですが、会社から指定されたソフト(たとえばTrados)を使用しても一致率で単価が下がりますので、特に特することはないです。でも、翻訳会社の企業努力としては、むやみやたらに翻訳者のレートを下げるよりも、ソフトを導入してある意味合理的に翻訳者への支払いを下げる方が、まだましではないかと思っています。

No title

なるほど~。仕組みがわかりました。確かにむやみやたらにレートを下げているような会社もありますよね。それを思えば、一致率でレートを変える方が、翻訳者にとってはまだましかも?ですね。

100%のコピペでレートx100%だったんですけど、100%は少なかったです。で、逆に30%とかのだと、「エクセルで検索して一応確認して訳し直す」という作業がとっても手間で次第にイライラしてきたので(笑)、そっちは手間賃でレート×130%くらいにしたかったです。というわけで、全体でプラマイゼロかもしれません(笑)。

きっとtrados持っている人だけでは手が足りなくて、あんな発注がされたんでしょうけど、あれをエクセルファイルにしたコーディネーターさんもお疲れ様でした、なんでしょうね。

Katy/ちびずマムさん

30%一致って、単語くらいしか参考にならない一致レベルですよね?新規で訳した方が早いような。翻訳支援ツールで同一画面に一致度と訳文が表示されるのならばそれほど手間はないでしょうけど、エクセルを検索してというのは作業的にかなり厳しいですね。

私も、Tradosのデータをワードに落とした案件を頼まれることよくありますよ。その場合は左に原文、右に訳文入力欄と対になっているので、作業しやすくて私はけっこう好きです。

おはようございます。

Trados導入には、そんな裏事情があるのですね(^_^;)
参考になりました。

お仕事を頂いた英訳で、100%一致ではないのですが
過去の訳を参考にして下さいと、他の翻訳者さんがされた
英訳が送られてきたのですが、どうみてもこんな表現はしないだとうと
いうような箇所があって悩んいます。

参考にして下さいなので、その通りにしなくてもいいかなあ?
コーディネーターさんに言うべきか?悩んでいます。


Re: おはようございます。


参考にしてください、の場合は参考程度で特に合わせる必要はないと思いますよ。
ただ、会社やクライアントによって求めているものが違う場合があるので(たとえば、用語は合わせてほしいとか)、会社に確認した方が確実だと思います。

電話だとタイミングとか気にしてかけにくいですが、メールだと割と気楽なので私は気になることは確認していますよ。細かい人と思われているかもしれません。仕事以外はおおざっぱですが(笑)。
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プロフィール

Aromaderose

Author:Aromaderose
英会話講師、企業内翻訳者・通訳者を経て、2001年フリーランスにて翻訳業(英語)を開始。主な分野は、機械、品質管理です。10歳の一人息子がいます。仕事に追われる毎日ですが、子育て、家事、趣味、健康管理など、バランスの取れた生活を送ることを目標にしています。
twitter始めました。pontarose1

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