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通じなくはないけどイマイチ

前回のブログで書いた「通じなくはないけどイマイチ」と感じる訳文の例を説明します。

翻訳というのは話し言葉と違って、通じればいい、というものではありません。ジャンルに合った適切な表現や形式で訳すことが大切です。

例えば、報告書を訳すとします。

「本研究では~を目的とした」という文章の場合、「We aim to」などと訳すより、「The purpose of this study is」と訳した方がすっきりするし、一般的です。

結論についても、「結果は要約すると①、②、③である」という文章の場合、「①, ② and ③ are summarized」と訳すより、「The results may be summarized as follows: ①, ② and ③」もしくは「The summary of the results is shown below」として箇条書きで①、②、③を並べた方がすっきりするわけです。

校正者の立場からすると、「通じなくはないけどイマイチ」な訳をどこまで修正するかは難しいところだと思います。イマイチな場合、全体を通してイマイチだと思うので、修正しはじめるとほぼ全文を修正せねばならず、かなりの手間です。自分で訳した方が早い、といった結果になりかねません。

私も頻度は多くありませんが、全体がイマイチな訳文の改訂部分だけの翻訳を頼まれることがあります。イマイチな訳文が100%一致で表示されますが、既存訳は5%しか課金されず、確認のみで修正の義務もありません。このような場合、よほどの誤訳の場合は修正して会社にお知らせし、その他の部分は確認しかしていない旨も連絡します。既存訳をどの程度修正するかは翻訳会社とクライアントで決めていただくしかありません。クライアント自体、内部文書なのでわかればいいと思っていらっしゃる可能性もあります。
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プロフィール

Aromaderose

Author:Aromaderose
英会話講師、企業内翻訳者・通訳者を経て、2001年フリーランスにて翻訳業(英語)を開始。主な分野は、機械、品質管理です。10歳の一人息子がいます。仕事に追われる毎日ですが、子育て、家事、趣味、健康管理など、バランスの取れた生活を送ることを目標にしています。
twitter始めました。pontarose1

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