スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

英訳の勉強

もう一つご質問いただいた英訳の勉強ですが、体験談的な内容になってしまいますが、ざっくりと紹介させていただきますね。

今考えると恐ろしいのですが、私は翻訳の勉強を始める前に、翻訳の仕事に就いていました。フリーではなく、派遣での翻訳・通訳業ですが、TOEICで900くらいあれば実力は十分と見なされたので、ぶっつけ本番で翻訳・通訳をしていました。

部署で英語ができるのは私だけ。周りの社員は技術面では質問に答えてくれましたが、英語の指導をしてくれる人は誰もいませんでした。それで、私はひたすら、参考書、ネット、辞書を頼りに、自己流で勉強し、翻訳していました。

「技術英文」「技術翻訳」「技術論文・報告書」などのキーワードで、参考書もよく読みましたが、実は一番勉強になったのは「辞書」です。当時会社で「科学技術和英大辞典」という3万円くらいの辞書を買ってもらい、翻訳をしながらその辞書の例文をひたすら読んでいました。当時は会社ではネットを自由に閲覧できず、頼りは出版物しかなかったのです。

その後、諸事情から会社をやめ、フリーになろうとトライアルを受けたところすぐに受かりましたし、その後もフリーを続けられているので、自己流の勉強でもある程度は効果があったのだと思います。

(ちなみに、通信は受講したことがありますが、現在取り扱っている分野とは関係ない分野だったので、通信が勉強になったとは言えないと思います。)

その後の英訳の勉強は、ひたすら実践です。

それでも最初の頃は、今よりも自分の英訳に自信がありませんでした。英訳ばかり依頼されていたにも関わらずです。

実は、英訳に自分なりの伸びを感じられるようになったのは、和訳の依頼も引き受けはじめてからでした。特に、品質管理は私が派遣先でも担当し、その後も最も依頼の多い分野なのですが、同じ分野の案件を英訳・和訳両方をこなしていくことで、相乗効果が生まれるのを感じました。

例えば、規定文書を英訳しているとします。するとたまたまですが、同時期に規定文書の和訳を依頼されたりします。内容を読んでみると、同じ文章があるわけではありませんが、スタイルや分野がほぼ同じ。となると、どちらの原文も非常に参考になります。

同時期でなくとも、こういった同じ分野の英訳・和訳をどちらも引き受けていくことで、経験が積みあがっていくのを感じます。また、品質管理は日本のお家芸ですから、参考になる対訳の参考書も書店に揃っており、資料収集や勉強が容易です。

私は英語のネイティブではないので、感覚的にどうしてもネイティブライターに敵わない部分はありますし、かえって日常会話的な文章がにがてなど弱点も多く、決してマルチプレイヤーではありません。ただ、その弱点を補う意味でも、分野を絞って理解を深めていくことは自分の強みになるのではないかと思っています。

でも、英訳の上達のためにやるべきことなのにやってないなあ、と反省する点もたくさんありますよ。例えば英字新聞を読んだり、もっと技術関係の新しい参考書を読んだり・・・。他の翻訳者さんのブログを読んでいると、読書家の方、いっぱいいらっしゃいますし、すごいなあ、私も見習わなければ、と思います。

私の現在の勉強の方法は仕事が中心で、今自分が作業している案件に必要な情報をピンポイントでネット収集する、といった方法なので、もうちょっと落ちついて勉強の時間を取ることも必要だなあ、と思います。けれど、日常の仕事、家事、息子のことなどやることは多く、なかなか落ち着いて勉強する暇がない、というのが実情です。でもきっとこれは主婦で子持ちで仕事している人はみな同じ条件ですよね。

これをきっかけに、新しい参考書でも探しに出かけてみたいなあと思います(買い物はネットが多いのですが、参考書ばかりは実際に内容を読んでみないと買えない私です)。

スポンサーサイト

コメント

No title

私は昔、英語のお仕事、特に通訳や翻訳家って
ネイティブの人のすることだと思っていました。
世の中にネイティブの人がわんさといるのに、
どうしてネイティブでない人がものすごい努力をして
通訳になるんだろう?って。
今でもその思いはありますが、ある分野の知識を深めた
人は相手がネイティブでもかなわないし、逆にネイティブで
ないからこそ良い解釈ができるということもあるのかも
しれませんね。
それにしても翻訳者さんは勉強家だなーって思います!(◎_◎)

No title

私も同感です。実践あるのみ。特に私は英文科を卒業したわけでもなく、留学したわけでもなく、それでも幸いに英語を使った仕事に就いたのが大きかったです。通訳でもなんでも、会社がやれといったらやりました。失敗に終わってもです・・・(笑)。失敗すれば、その分野の勉強をしてましたし、何が足りないのか明確になって、結局はプラスになったと思います。

強制的に英語に触れていると、多くの模範文に出会い、それを引き出しにどんどんためていく、といったイメージになるのですが、そのうちに頭に英文が自然に浮かんでくるようになります。

でも、長い時間は必要ですよね。私は本を読むのが好きなので、英語に関係なく本を読みますが、私の場合は読書も役に立っているような気がします。

子供が見向きもしなかった教材がたまってるので、たまに自分で使ったりしてますが、これもいい気分転換かも(っていうより、元を取らねば・・・)。

Re: No title


コメントありがとうございます!

バイリンガルの人が通訳や翻訳で有利なスタートが切れるのは間違いないと思います。
けれど、日本語ができるから皆が作家やジャーナリストになれるわけではないように、喋れる=通訳・翻訳ができる、ではないように思います。特に同時通訳などは努力と訓練の上に成り立つ職人技。私は門外漢ですが、すごいなあ~と思います。どんな脳みそしてらっしゃるんでしょうね(^^)。

tenbin-mamaさん


最初は失敗も後悔もありますが、どんどん仕事をこなしていくうちに覚えるものってありますよね。
お金をいただいているのだから恥ずかしい仕事はできない、という責任感やプレッシャーもいい刺激になっているように思います。それでも今考えると未熟な仕事をしてしまったなあ、と自分が恥ずかしくなることもあるのですが。

子ども用教材、私もいろいろとあります。子ども用とあなどれず。簡単なフレーズでも、そうだったのか・・・と改めて勉強になることがあったり(笑)。

No title

「英文の書き方」「日英翻訳」などのような本は多数読んできたのですが、読むだけだと全然頭に入ってこないのですよね(^_^;)
読んだ尻から忘れている感じです。

やはり、実際に仕事となると、強制的にインプットされますね。

ある本に、本は一回読んだら忘れるものなので、データベースを作っているのだと思ってどんどん読み、本当に必要な時(アウトプットする時)に、もう一度読めば記憶に残るというようなことが書かれていました。

今は、英文を“書く”と意識しながら読んでいます。

Re: No title


読むだけだと頭に入ってこない、同感です!

仕事をしながら疑問に思った点を参考書で確認する方が記憶に残りやすいですよね。

英文の原文を和訳する際は、私はよく冠詞を意識しながら読んでいます。読むときはさらっと読んでしまっても、いざ自分が書くとなると冠詞に悩みがち。意識して英文を読むことで少しでも冠詞の感覚をつかみたいなあ、と思っています。
Secret

プロフィール

Aromaderose

Author:Aromaderose
英会話講師、企業内翻訳者・通訳者を経て、2001年フリーランスにて翻訳業(英語)を開始。主な分野は、機械、品質管理です。10歳の一人息子がいます。仕事に追われる毎日ですが、子育て、家事、趣味、健康管理など、バランスの取れた生活を送ることを目標にしています。
twitter始めました。pontarose1

リンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。