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議事録の翻訳

私が嫌いな翻訳の一つが議事録の翻訳です。議事録ってだいたい主語のない簡潔な文章で書かれていて、当事者が読めば明らかなことばかりなのでしょうが、他人が読んだら何のことかわからないことがたくさんあります。

例えば、議事録に出てくるA社、B社、C社。まず、それらの会社がどういった関係にあるのかがわかりません。読んでいるうちにうすらぼんやりと関係がわかってきますが、最後までうすらぼんやりしている時もあります。

せめてざっくりとした背景と相互関係くらいは情報をいただきたいのですが、その情報さえ「ない」場合があります。そうすると、主語がわからないため、主語が曖昧な文章で不自然に訳すしかなくなるわけです。

そんな議事録を今訳しているので、ちょっとストレスたまってしまいました。
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英訳の勉強

もう一つご質問いただいた英訳の勉強ですが、体験談的な内容になってしまいますが、ざっくりと紹介させていただきますね。

今考えると恐ろしいのですが、私は翻訳の勉強を始める前に、翻訳の仕事に就いていました。フリーではなく、派遣での翻訳・通訳業ですが、TOEICで900くらいあれば実力は十分と見なされたので、ぶっつけ本番で翻訳・通訳をしていました。

部署で英語ができるのは私だけ。周りの社員は技術面では質問に答えてくれましたが、英語の指導をしてくれる人は誰もいませんでした。それで、私はひたすら、参考書、ネット、辞書を頼りに、自己流で勉強し、翻訳していました。

「技術英文」「技術翻訳」「技術論文・報告書」などのキーワードで、参考書もよく読みましたが、実は一番勉強になったのは「辞書」です。当時会社で「科学技術和英大辞典」という3万円くらいの辞書を買ってもらい、翻訳をしながらその辞書の例文をひたすら読んでいました。当時は会社ではネットを自由に閲覧できず、頼りは出版物しかなかったのです。

その後、諸事情から会社をやめ、フリーになろうとトライアルを受けたところすぐに受かりましたし、その後もフリーを続けられているので、自己流の勉強でもある程度は効果があったのだと思います。

(ちなみに、通信は受講したことがありますが、現在取り扱っている分野とは関係ない分野だったので、通信が勉強になったとは言えないと思います。)

その後の英訳の勉強は、ひたすら実践です。

それでも最初の頃は、今よりも自分の英訳に自信がありませんでした。英訳ばかり依頼されていたにも関わらずです。

実は、英訳に自分なりの伸びを感じられるようになったのは、和訳の依頼も引き受けはじめてからでした。特に、品質管理は私が派遣先でも担当し、その後も最も依頼の多い分野なのですが、同じ分野の案件を英訳・和訳両方をこなしていくことで、相乗効果が生まれるのを感じました。

例えば、規定文書を英訳しているとします。するとたまたまですが、同時期に規定文書の和訳を依頼されたりします。内容を読んでみると、同じ文章があるわけではありませんが、スタイルや分野がほぼ同じ。となると、どちらの原文も非常に参考になります。

同時期でなくとも、こういった同じ分野の英訳・和訳をどちらも引き受けていくことで、経験が積みあがっていくのを感じます。また、品質管理は日本のお家芸ですから、参考になる対訳の参考書も書店に揃っており、資料収集や勉強が容易です。

私は英語のネイティブではないので、感覚的にどうしてもネイティブライターに敵わない部分はありますし、かえって日常会話的な文章がにがてなど弱点も多く、決してマルチプレイヤーではありません。ただ、その弱点を補う意味でも、分野を絞って理解を深めていくことは自分の強みになるのではないかと思っています。

でも、英訳の上達のためにやるべきことなのにやってないなあ、と反省する点もたくさんありますよ。例えば英字新聞を読んだり、もっと技術関係の新しい参考書を読んだり・・・。他の翻訳者さんのブログを読んでいると、読書家の方、いっぱいいらっしゃいますし、すごいなあ、私も見習わなければ、と思います。

私の現在の勉強の方法は仕事が中心で、今自分が作業している案件に必要な情報をピンポイントでネット収集する、といった方法なので、もうちょっと落ちついて勉強の時間を取ることも必要だなあ、と思います。けれど、日常の仕事、家事、息子のことなどやることは多く、なかなか落ち着いて勉強する暇がない、というのが実情です。でもきっとこれは主婦で子持ちで仕事している人はみな同じ条件ですよね。

これをきっかけに、新しい参考書でも探しに出かけてみたいなあと思います(買い物はネットが多いのですが、参考書ばかりは実際に内容を読んでみないと買えない私です)。

英訳の依頼が多いのはなぜ?

以前、私は英訳と和訳の依頼では圧倒的に英訳が多いということをブログに書きました。今回はご質問をいただいたこともあり、なぜ英訳の方が多いのかについて考えてみたいと思います。

結論から言いますと、私はなぜ自分が英訳の仕事の方が多いのかわかりません。私は基本的に頼まれた仕事を内容でお断りすることはないので、来る仕事を引き受けていたら結果的に英訳が9割という状況になっていました。以前登録していた会社からは、和訳と英訳のどちらもトライアルに合格したにも関わらず、和訳の仕事は一度も来なかったくらいです。

以前は、業界は英訳の仕事の方が圧倒的に多いのだろう、それで自分は英訳の依頼が多いのでは、考えていました。しかし、他の方のブログなどを読むうち、翻訳者さんによっては和訳のみで仕事が成り立っていることを知り、驚きました。

私が推測するに、私に英訳の依頼が多い理由は以下の通りです。

1.登録先では、和訳の翻訳者に比べて、英訳の翻訳者が少ない。(もしかすると、業界全体でもそうなのかも・・・)。

2.私個人が、和訳より英訳の方が出来が上。(日本人なので、質としては和訳の方が英訳より上のはずなのですが、他の登録者と比較した場合に、私の英訳の方が校正する手間が少ないなど利点があるのかもしれません。)

3.業界全体で英訳の方が和訳より受注量が多い。

ほんとに推測でしかないんですが・・・。

それで、どうすれば英訳の依頼が増えていくかですが。

私自身について言えば、英訳の依頼を増やすために何らかの策を講じたことはありません。もし策があるとすると、それはやはり英訳の品質を上げていく、ということに尽きるかもしれません。例えば予算の関係でネイティブチェックなしでOKの依頼も最近では多いと思うのですが、そういった場合、ネイティブチェックのかからない自分の英訳がどれだけお客様に気に入っていただけるかが、次回また自分に依頼が来るかのポイントとなります。「また前回の翻訳者さんでお願いします」と言ってもらえる訳文を提供し、指名をいただける訳者になることが、仕事を増やす近道かもしれません。

自分の仕事を振り返った時、同じクライアントからの仕事はあるでしょうか。毎回、○○社の案件を依頼されているのであれば、一定の評価をいただいている、という証明になるかと思います。そういったクライアントが増えていくと、必然的に依頼も増えます。

翻訳会社に「英訳の依頼を増やしていきたい」旨を伝えることも無駄ではないかもしれません。ただ、会社はシビアにどの翻訳者に頼めばお客様に満足してもらえるかを考えて割り振りを考えていると思うので、お願いしたからといって希望通りにはならない場合もあるかと思います。

これは英訳に限りませんが、例えばその翻訳会社で常に仕事がもらえる30人に入ったとしても、これは永遠ではありません。自分よりうまい翻訳者が5人増えたら、自分がはじき出されるということはいつでもあり得るのです。

そう考えると、厳しい業界だなあ、と思います。私自身も、いつ仕事が来なくなってもおかしくない、と覚悟しながら仕事しています。ただ、同時に、仕事がなくなった時はその時また考えよう、という楽観的な考えもできるようになってきましたよ。

プロフィール

Aromaderose

Author:Aromaderose
英会話講師、企業内翻訳者・通訳者を経て、2001年フリーランスにて翻訳業(英語)を開始。主な分野は、機械、品質管理です。10歳の一人息子がいます。仕事に追われる毎日ですが、子育て、家事、趣味、健康管理など、バランスの取れた生活を送ることを目標にしています。
twitter始めました。pontarose1

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