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トライアルヒストリー

私がフリーになった頃からのトライアルヒストリーをまとめてみました。記録していたわけじゃないのでざっくりとした記憶ですが、ご参考までに。

2001年頃
派遣先で翻訳しながらトライアル受験。雑誌に載っていた小さな翻訳会社(会社A)に応募したところ下訳を頼まれて、4ヵ月ほど仕事をもらう。

2002年頃
派遣をやめる。会社Aのレートが安すぎたので見切りをつけ、会社B(中規模)に応募。大手企業の大量翻訳プロジェクトのチームメンバーとなり半年ほど仕事をもらう。

2002年末
出産。その後3年くらいは翻訳から離れ、時々通訳。

2005年
息子が幼稚園に入ったので翻訳再開。会社Bに連絡をとるが、担当者が全て変わっており、縁遠くなる。危機感を感じて、会社Cの英訳試験を受け合格(和訳は受けず)。それから2年ほど、会社Cより仕事をもらう。

2007年
会社Cからの仕事が減ったような気がする。この頃新人レートの暴落がはじまり、おそらく仕事がレートの低い新人に回されるようになったのではないかと推察。
危機感があり、会社Dに応募。英訳・和訳に合格。また、ネットで登録した翻訳サイト経由で会社Eから仕事の依頼がくる。

2007年~2009年
会社C、会社D、会社Eの仕事が入り混じり、一番大変な時期。こりゃダメだと思い、一番レートが高く、対応のよかった会社D以外の仕事は断るように。

他の会社から仕事が来なくなり、会社Dがメインで落ち着く。
現在

といった感じです。トライアルの段階で落ちたことはないかと思います。ただ、上記の会社の他に一社どこぞの小さな翻訳会社を受けて合格したのに仕事がこなかった、ということはありました。


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トライアルの問い合わせ

時々、メールでトライアルの問い合わせがきます。
うちの会社でこれこれの人材を探しているからトライアルを受けてみませんか、というメールです。

登録している翻訳会社の一斉メールはわかるのですが、時々聞いたこともない会社からメールがくるのです。
思い当たることといえば、それこそ10年くらい前、ネットの翻訳者登録サイトでメルアドを登録したことです。

サイト名がなんだったかも忘れてしまったし、今もそのサイトがあるのかもわかりませんが、メールが来るということはいまだに生きているんでしょうか。

そういえば、そのサイトから実際に小さな翻訳会社から問い合わせが来て、2~3年仕事を受けていたこともあります。納期や指示が不鮮明で仕事しづらかったので断るようになり疎遠になったのですが。

仕事のチャンスを得ようと思ったらとりあえずどこぞに登録だけでもしておくと、何もしないよりよいかと思います。

モデルケース

突然ですが、翻訳業のフリーランスを軌道にのせるまでのモデルケースを紹介してみます。一番に参考にしているのは自分自身ですが、私は結婚、出産、翻訳業以外の仕事、と回り道もしているので、私のケースとイクオールではありません。

・修業時代(3年)
フリーになる前段階です。ある程度(TOEIC900以上、英検1級)の英語力をつけてから、3年くらいは英語ではなく、翻訳の勉強をする期間があればよいかと思います。できれば、仕事として実際に翻訳をはじめたほうがいいです。企業であれば、フリーほどの高い翻訳力がなくても翻訳の仕事につけます。または、翻訳会社に入って下訳などさせてもらえると理想的です。

・トライアル時代(1年)
フリーになる自信がついたら、トライアルを受けてみましょう。ここでトライアルに立て続けに落ちるようなら、まだ実力がないと現実を受け入れ、さらに勉強に励みましょう。しかし、トライアルも会社との相性があるので、落ちた会社があったからといって必要以上に落ち込む必要はありません。捨てる神あれば拾う神ありです。私を落としたことを後悔させてやる~くらいの意気込みでよいのです(笑)。

・新人時代(2年)
トライアルに合格し、翻訳会社に登録できても、すぐに仕事が軌道に乗るわけではありません。すぐに軌道に乗る場合もありますが、これは運、めぐり合わせ、実力、など色々な要素があるので、なんとも言えません。けれど、2年くらいは軌道に乗らなくても仕方ない、くらいののんびりした気持ちで仕事した方が精神的に楽かと思います。現実的には、2年くらい仕事があまりなくても生きていけるような経済的な準備と覚悟をしてからフリーになった方がいいです。または、アルバイト等とかけもちするかです。
新人時代は短納期や割の悪い仕事を頼まれることも多いですが、これも修行だと考えるとあまりイライラせずに仕事できます。この時期はけっこう無理して仕事を受けてしまうものですが、ある意味人生における頑張りどころともいえるので、出来ることは全力でやった方がいいかと思います。

・安定期(~)
リピートオーダーが絶え間なく来るようになると、安定期に入ったと考えてよいでしょう。ただ、何かが理由で急に切られることもなくはないので、過信は禁物です。注意点としては、依頼が来るからといって何でも引き受けていると健康を損なうので、自分のボーダーラインをしっかりと見極め、スケジュール管理することが必要となります。

*基本的な英語力をつけるまでに挫折する場合も多いでしょうし、修行など必要なく翻訳ができてしまう恵まれた方もいらっしゃるでしょう。ほんとうにケースバイケースですが、一つのケースとして参考にしていただければ幸いです。

訳文をねかせる

自分の訳文の出来を自分で確認する方法に、訳文をねかせてみる、という方法があります。翻訳学校に通ったことがある方などは、学校の先生から聞いたことがあるかもしれませんね。

前回の記事で書いたように、長文でかつお世辞にもうまいとはいえない原文を英訳する場合、訳者の方で論理的な英文に構成しなおさなければならない場合があります。トライアルは訳者の実力を試すため、わざとわかりにくい原文を出すことがあります。誰でも翻訳できるような単純明快な原文を問題にしても受験者に差がつかないからです。

そういった原文を英訳した場合、出来ればある程度の時間、訳文をねかせてみることをお勧めします。理想的には、原文の内容を忘れてしまうくらいの期間ねかせて、思い出した頃に読んでみるのです。その時、すいすいと内容が理解でき、わかりやすい、と実感できるような英文であれば及第点です。もし、いったい何をいいたいかわからない・・・と自分で混乱するようであれば、その訳文は少なくともトライアルの合格レベルには達していないということになります。

トライアルには提出期限があるのでなかなかねかせる時間もないかもしれませんが、トライアルの合否がわかった後でも、時間をおいて自分の訳文を確認してみることをお勧めします。普段気が付かない自分の欠点がみえてくるかもしれません。

翻訳のセンス

前回の記事で翻訳の「能力と才能」について触れたので、今回は「翻訳のセンス」について書いてみようと思います。前回、「翻訳者になりたい」と真剣に考えた時点で「能力と才能」についてはある程度クリアしていると考えると書いたのですが、それでもやはり個人の「翻訳センス」の差というのは歴然としてある、と実感したのはトライアルの採点をしていた時です。

とある男性の受験者の方なのですが、私が採点を担当してからすでに5回くらいは落ちている方がいらっしゃいました。毎回チャレンジする意欲は素晴らしいと思うのですが、彼の答案には決定的な欠点がありました。それは論理的な思考の欠如です。語彙もよく知っていらっしゃる、難しい構文も使おうとして努力されている。それなのに、文章を正しく読み取り再構成する論理的思考が足りないため、出来上がった訳文が意味不明となるのです。

彼のような方は、マニュアルといった比較的単純な文章なら問題なく翻訳できる方かもしれません。けれど、複雑な論文や、技術関係の記事になると、中にはA4サイズ原稿の3分の1ほどを占める長文を訳さなければならない場合があります。そして原文そのものがそれほどうまくない(論理的ではない)場合もよくあります。そういった不完全な原文を訳す場合、訳す前にその文章を完全に理解し、再構築する構成力がなければ、直訳してもただ単語を羅列しただけの非常にわかりづらい訳にしかならないのです。

この再構成がしっかりできる方を、私は翻訳のセンスのある方だと感じます。そして、この力があるかないかがプロとして通用するかしないかの大きな分かれ目だと感じます。英語は勉強すれば上達します。ケアレスミスも注意すれば減ります。しかし、この論理的思考は、努力したからといって正比例で伸びていくといった種類の能力ではないように思います。結局は、英訳の場合でも大切なのは日本語の読解力だと思います。大げさかもしれませんが、訳文にはその人の性格ばかりでなく、その人が今までどういった本を読み、どういった経験をして、どういった人生観を持って生きてきたかまで反映されるような気さえします。

プロフィール

Aromaderose

Author:Aromaderose
英会話講師、企業内翻訳者・通訳者を経て、2001年フリーランスにて翻訳業(英語)を開始。主な分野は、機械、品質管理です。10歳の一人息子がいます。仕事に追われる毎日ですが、子育て、家事、趣味、健康管理など、バランスの取れた生活を送ることを目標にしています。
twitter始めました。pontarose1

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